症状
    糖尿病
  • 血糖値・HbA1c(へモグロビンA1c)
      •  HbA1c(ヘモグロビンA1c)は、過去1~2カ月間の血糖値の平均です。血糖値が正常な状態が続けば、自然と下がってきます。血糖値は変動が早いので、1カ月漢方を飲んだら血糖値が正常まで下がったかどうか分かることが多いです。一方HbA1cは1カ月で数字が動く場合もあれば、2カ月ぐらい経たないと数字が動かない場合もあります。徹底的にやると1カ月で1.0%ぐらい下がるケースもあります。しかし、食事や運動など生活習慣の改善も必要になってくるので、無理なく長く続けられる方法を見つけながらやっていく形が良いと思います。
         また、糖尿病の病歴が長いと、インスリンが出ているにも関わらず血糖が効きにくい体質(インスリン抵抗性)や、瘦せていく、そんなに食べていないのに数値が下がりにくいということが増えてきます。こうした時は補腎活血薬を足すと数値が動いてきます。
         HbA1cが下がったのでインスリンをやめられたり、HbA1cが正常値まで下がるケースは多数あります。腎臓の数値が上がって透析の不安から解放されるケースもあります。生活習慣の改善は大変なので、漢方を併用して少しでも楽に血糖コントロールをしていければよいと思います。
         漢方薬を使った血糖コントロールがうまくいき、血糖値が正常値になり病院の薬を飲まなくてもよいケースは多数あります。