- 冷え
- 冷えの原因は①温める力が弱い②温かい血液の流れが悪い③血虚など
- ①温める力が弱い(新陳代謝低下) 熱を産む力が衰えているため、冷えているのも原因の一つ。細胞内のミトコンドリアが脂肪を燃焼させるイメージに近いです。漢方では補気薬、補陽薬など気を補うものを使い、細胞一つ一つを元気にします。
- ②温める力があるが隅々まで行き渡っていない 気血水の流れが悪く、温かい血液が隅々まで行き渡っていないタイプ。ストレスにより気の流れが悪くなると、血管が収縮し血液の流れも悪くなります。血液の流れが悪いと、冷えます。また、水の流れが悪く、むくみや体に湿がたまると、体のまわりに冷たい水のバリアに覆われる感じになり、冷えて新陳代謝も落ちます。気の流れ、血液の流れ、水の流れが悪いところを改善することで冷えをとります。
- ③血虚(温かい血液が少ない) 体を温める血液が少ないために、冷えを感じるタイプです。生理で血を失うことの多い女性に多い体質です。血を補う当帰が配合された漢方を中心に治していきます。病院で貧血の数字が出ていなくても、血を補うことで症状がとれます。