不定愁訴とは原因不明の症状のこと
不定愁訴とは原因がはっきり分からないのに、不快な症状がでることです。めまい、ふらつき、耳鳴り、のぼせ、ほてり、動悸、しびれ、食欲不振、胃やのどのつかえや不快感、腹痛、下痢、倦怠感、頭重感、微熱感など不快に感じる様々な症状がでます。例えば血液検査の数値が正常なのに、めまいやふらつきなど検査数値が異常な貧血と同じような症状がでる状態を言います。原因不明なので、病気の診断や検査結果の異常がでないことが多いです。診断名がつく病気ではないので、手術しないと治らないとか一生薬飲まないといけないというわけではないので、そういう意味では軽めで治りやすい症状と思われるほうが良いと思います。ただし、ご本人はつらい症状で悩まれていることも多いので、なかなかそうは思えないとは存じます。原因不明といいますが、西洋医学的には、ホルモン、老化、ストレスなどが関わっていますし、東洋医学的には内臓の弱りや気血水の巡りなどがかかわっています。
不定愁訴は漢方薬が良く効いたり完治することが多いので、飲んで3日で劇的に良くなる方もいます。ただし症状が長いほど体質改善も長くかかりますので、焦らずにじっくり治していくと良い場合もあります。