ガンに伴う諸症状の緩和・消失
ガンに対する漢方治療でメインとなるのは、ガンに伴う痛み、だるさ、食欲不振、うつ、不安感、不眠などの症状です。ガンそのものを漢方でどうにかするというより、ガンがあってもガンのない人と同じ健康状態であれば、日常生活を楽しく過ごせますのでそこを目指します。特に毎日の痛みがなくなったとか毎日おいしく食事ができる、毎日よく眠れるというのは日々の生活において大事です。ガンを告知されてからのショックで精神的に不安定になったりというのも漢方薬が効く範囲です。病院との併用治療で漢方薬を用いると驚くほどの結果が出る時もありますので、ご相談ください。
抗がん剤治療の副作用を抑える
抗がん剤治療中の副作用はひどい人では治療を中断するほどです。吐き気、嘔吐、下痢、しびれ、食欲不振、放射線治療ではやけどなど、様々な副作用は漢方で抑えることのできるものが多いです。抗がん剤治療しているが漢方薬を飲んでいたら全く副作用がでずに治療を終えられた方もよくいますので、副作用でお困りの方はご相談ください。
手術前・手術後
ガン細胞はガンでない人でも、1日約6000個できていて、免疫がそれを排除しています。ガンと戦う力が落ちれば、再発しやすくなります。十全大補湯でNK細胞が活性化した(※1)との報告もあり、体を元気にする補剤で免疫力を強くすることは可能です。術後は体力が落ち込むので、免疫力が弱くなりがちです。せっかく手術したのに再発しないかと不安になるので、術前術後にしっかり体力・免疫力を強くしておけば安心です。