症状
    出血
  • 血小板の数値減少による出血
    • 血液を固める血小板の数値が下がってくると、本人でも気が付かないうちに鼻血や青あざなど出血傾向が強くなります。血小板の数値を改善したい、鼻血の回数を減らしたいと言った相談も受けています。血小板の数値が上がってくると出血の回数が減ります。
  • 尿の出血、潜血
      •  膀胱炎など急性で出血する場合と腎臓や膀胱の弱りから慢性的に出血する場合があります。
         膀胱炎など急性の出血には、膀胱炎用の漢方と痛みを止める漢方や炎症部位をケアするような漢方を混ぜる場合があります。
         腎臓の数値が悪くて出血する場合は、腎臓の機能を上げる漢方を用います。「腎臓は治ることがないと聞くけど?」といった質問がよく寄せられます。漢方を飲んで腎臓の数値が改善する方や透析を回避できた方はいるので、腎臓機能の回復は可能だとは思います。しかし、透析している人が漢方を飲んで透析を止められたという話しは聞いたことがないです。ただし、透析中の方の諸症状を、透析中でも飲める漢方で緩和することはできます。
  • 鼻血
    • 風邪や発熱に伴う鼻血は風邪薬に近い漢方で抑えます。なんだかよく鼻血が出るタイプは、それとは別の鼻血を抑える漢方を用います。
  • 咳血・吐血
    • 吐血などは基本病院にかかると思うので0見かけませんが、咳のしすぎで痰に血が混じるというのはたまに見ます。咳を鎮めたり、のどの粘膜が傷ついてるのを保護するような方法はありますが、基本病院にかかってもらったほうがいいとは思います。病院の薬は飲んでいるけど咳が一回でると止まらないので痰に血が混じるとか横になると咳が出て眠れないという場合は、それに対応した漢方があります。
  • 痔による出血
    • 痔の出血や、いぼ痔を小さくして治すのに漢方薬が効きます。
  • 皮下出血や青あざ(紫斑)
    • 熱がこもっているタイプと体力低下タイプや血小板減少性紫斑病などで青あざができやすくなります。体の弱っているところを治せば青あざができにくくなります。