便秘
大腸がんやクローン病など病気が原因で便秘になるケースと、冷えやストレスなど病気ではないの便秘するケースがあります。特に大腸がんの手術で腸を切除しているようなタイプは便秘になりやすく、強めの漢方薬が必要なことも多いです。冷えやストレスなど原因がハッキリしない便秘も漢方薬が有効です。特にお腹の冷えをとることで腸のポンプ機能(蠕動運動)を高めたり、ストレスをとることで緊張型や過敏性腸症候群タイプの便秘も漢方薬で対応することができます。 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスや運動不足も便秘解消の近道です。お腹がはって痛かった便秘がスッキリでるような体質改善したい方はご相談ください。
漢方薬で対応している主な体質としては
・ストレスからくる便秘や便秘や下痢を繰り返すタイプ
・蠕動運動の弱りなど胃腸虚弱からくる出るけどスッキリしないタイプ便秘
などがあります。
下痢
急性期の下痢も慢性期の下痢も漢方薬が効きます。急に起こる下痢はすぐ治りますが、慢性期の下痢はまず1日5-6回大便に行くのをまずは1-2回程度に抑えていく形になります。
急に起こる下痢。寝冷えしたとか、胃腸風邪で下痢と吐き気が急に起こるとか、食べ過ぎ、飲みすぎなど外的要因で急に下痢になる症状にも漢方薬が効きます。下痢に対する漢方薬は、朝飲んだら夕方にまでに治ったとか2日分飲んだらスッキリしたなど速効性があります。
拭いても拭いてもこびりつく下痢。ドロっとしていて拭いてもずっとこびりつくのは湿熱(お酒の飲みすぎなど)タイプの下痢です。お腹にこもった熱とべっとりした湿を取り除く漢方薬で、正常なバナナ便になります。
明け方のみ下痢するのは、五更泄瀉(ごこうせっしゃ)と言われています。冷え(脾腎陽虚)を中心に治します。朝何度も行くタイプで、幼少期から胃腸虚弱の人が多いです。
過敏性腸症候群は下痢、便秘、お腹の張りなどが長期間続くストレスが原因の症状です。ストレス性や原因不明の症状は漢方薬が効きますが、完治を目指すよりなるべく下痢などの回数を減らして、快適に日常が過ごせるような状態を目指します。
クローン病、潰瘍性大腸炎は消化器の炎症を抑えつつ、完治を目指すというより活動期・急性期の酷い下痢を抑え、寛解期の楽な状態を維持できる状態を目指します。