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味覚障害、胃腸から

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味覚障害は脾胃気虚
という本を見つけてなるほどーと思ったので引用します。

「脾胃気虚・食欲がない・少食・味がない・食べると腹が張る・消化が悪い・~四肢がだるい」
~あきらかな訴えがない場合にも、よく聞くと「食べなくても平気」とか「空腹感はとくになく時間がきたから食べる」ということが多い。
子供などでは、生野菜ぎらいや偏食がよく見られ、甘いものを好む傾向がある。生野菜は消化されないので本能的にきらい、甘いものは速効性のエネルギー補給になるためである。
「森 雄材著:図説漢方処方の構成と適用-エキス剤による中医診療-p16-17」

この本に「味がない」のは脾胃気虚と書いてあるんです。
味覚障害は亜鉛不足は有名ですが、味覚障害が脾胃気虚ベースになるのは新発見です。
確かに、私も胃腸虚弱で二日酔いの時は塩味がさっぱり分からなくなります。カレーやラーメンを食べても塩味が全然しなくなるのですが、1日経てば治ります。
亜鉛不足かとも思っていたんですが、お酒の湿熱+胃腸虚弱からくる味覚障害だったのかもと思うと興味深いです。
コロナ後遺症からくる味覚障害も脾胃気虚ベースで対応するといいのかもしれませんね。

あと、「胃腸虚弱の人は、生野菜が本能的に嫌い」は確かにありそうです。
そもそも胃腸虚弱の人は胃が冷えてるので、胃を冷やす生野菜は本能的に避けたい。こどもは胃腸が未発達なので、野菜を避けるとなると、こどもの野菜嫌いは無理やり食べさせるより胃腸を強くしたら(強くなったら)自然に食べられるようになるってことでしょうか。

大人の手足口病は出勤可能

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子供の手足口病を看病しているときに稀にではありますが、
大人も感染する場合があります。

その時、大人は出勤していいのでしょうか?
答えは、「発熱がなければ出勤しても大丈夫」です。
ただし、糞便から排泄されるウィルスの感染力が1か月ほど続くので、まわりに感染させる可能性はあるので、手洗いはしっかりしておきましょう。
大人は滅多にかからないので、大人から大人へ感染させることはほぼないでしょう。

こどもの場合は「熱が下がって、食欲があれば保育所にいってよい」という基準ですが、こどもの場合も感染力は1か月続くそうです。
ただし、こどもの場合は感染者がでると、「どうせ全員かかるので」こういう基準になっているそうです。

漢方的には、抗炎症、免疫をあげるもの、水泡に効くようなものを用います。

大人の手足口病発症例
1日目:発熱39.5度、頭痛(+)
2日目:発熱38.4度、頭痛(+)
3日目:体温36.9度、掌に発疹が5-6個、舌先に1個の口内炎(+)
    指をいつの間にか紙で切ったかなという痛みがでて、そこに発疹ができる
4日目:平熱、掌、足のひらに発疹が広がる、舌先に舌痛(+)、かゆみ痛みなし
5日目:手のひらから肘、足の裏からひざまで発疹広がる、口内炎(+)、舌痛(+)
6日目:発疹広がるの止まる、口内炎(+)、舌痛(-)
7日目:発疹少し小さく枯れ始める、口内炎(+)
8日目:発疹小さくなっていく、口内炎(-)